5歳176日目と1歳と7日目 祝1歳、音楽会、スキーデビュー

先週、次女が無事に1歳になった。
ほんとアッと言う間だった。
体重、慎重共に順調すぎるほど成長し、デビの発作に悩んだ頃とは
雲泥の差。
伝え歩きから徐々に3,4歩歩くようになり、よく食べよく寝てよく
笑う。
デビは発作の悩み以外は手のかからない子で、床に落ちているもの
も食べ物じゃないと分かると口にしなかったけど、次女は何でも口
に入れるし、開けるし、引っぱり出すし、グチャグチャにする(笑)
デビはすっかり良いお姉ちゃんになって、何かと次女を気にかけて
遊んでやったり抱っこしたり話しかけたり。
でも、僕やかみさんが次女にベッタリしていると、すかさずこっち
にやってきて、次女の気を引こうとし、それが失敗すると「いいな
ぁ、デビも甘えん坊したいなぁ」とか言い出す。これが可愛い(笑)
週末はデビの幼稚園の音楽会。
毎年大きなホールを借り切ってのイベントで、昨年末よりみんな一
生懸命練習に取り組んでいた成果を発表する場。
デビは木琴担当に「選出」され、鍵盤ハーモニカの子達とは別カリ
キュラムの練習に取り組んでいた。
イベントは、前半が楽器を使った演奏で、後半がダンス。
僕は父母会の役員だったので、運動会に続いて裏方の仕事がテンコ
盛りだった。
イベント自体は午後からスタートなんだけど、僕達役員は朝8時に
幼稚園に集合し、大量の楽器類を4tトラックに積み込む。
学生時代に引越のバイトをやっていたんだけど、全く勝手が違って、
楽器は重ねて積むことができないし、全部違う形なので運ぶのも
積み込むのも労力がかかる。
幼稚園の先生も一緒に積み込みが完了し、いざイベントホールへ。
今度は、トラックからホール内に楽器を搬入する。
その後、吊り看板を設置したり、ホールの入口に立派な立て看板を
設置したり。
ホールのイベント業者の人達の手伝いで、舞台の設置も手伝った。
いわゆるひな壇を設置するのにも、色々な知恵が詰まっていてかな
り面白い体験だった。
迫(せり)と言われる、電動で上下する段の調整とか、音響や照明
のセッティング等々、「この仕事楽しいかも」と思わせられる事多々。
あれこれのセッティングが無事終わった頃に、今度は幕と幕の間に
出し入れする楽器とその設置場所の最終確認。
楽器によっては「○○ちゃん専用」みたいなものもあって、結構気
を使う。
一通り段取りができた頃、幼稚園からお弁当をいただき「楽屋」で
昼食。
やたらを鏡が多い部屋で、「ここ使った芸能人ってどんな人がいる
んでしょうね」とかお父さん同士で話しながら、しばし休憩。
午後になるタイミングでホールの外を見ると、既に長蛇の列になっ
ていて、開場を今か今かと待っている人たちの列に、デビとかみさ
んを発見。
腕に「役員」と書かれた腕章を付けたまま、デビ達のところに行く
と、デビのクラスの友達とかそのお母さんとかがみんな寄ってきて、
「デビちゃんのパパなの?」「デビちゃんのお父さんお疲れ様です」
と声をかけてくれた。
そう、裏方の存在を認識してくれるだけでも、やりがいがあるって
もんです。
開場と同時にホールの1階は園児を集合させる先生と、席取りに走
るおじいちゃんおばあちゃん、ダンスの着替えを入れた大きな袋を
持ったお母さん、混雑する中で必死に我が子を撮ろうとするお父さ
んが行き交い、凄いことになっていた。
僕達役員は舞台裏に戻り、最初に挨拶する年長さんの子供たちの
リハーサルを遠巻きに聞いて時間を過ごす。
やがて開演。
挨拶が一通り終わり、年少さんの演奏。
緞帳が降りている間にみんなひな壇にスタンバイして、いよいよ
緞帳がゆっくりと上がっていく。
客席からどよめきとも歓声ともつかない声が溢れるのを見て、固ま
って泣きそうになる子や、照れ笑いする子、親をいち早く見つけて
手を振る子等反応は様々だけど、一様に驚いているのが可愛い。
一生懸命演奏して、緞帳がまた降りる。
次はいよいよデビ達年中さんの出番。
是非、僕がデビの木琴を運んでやろうと思っていたので、年少さん
が始まる前に木琴前にスタンバイ(笑)
で、楽器入替えになり木琴を抱えて所定の位置にセッティングして
いたら、年中さん達が舞台に入ってきて、デビとも笑顔でハイタッ
チ。「頑張れよ!」と声をかけると「うん!パパ見ててね!」と
元気に返事が返ってきたので、感心しながら舞台袖に引っ込んだ。
緞帳が上がった時の反応は、さすがに一度経験しているせいかみん
な落ち着いた様子だった。
演奏が開始され、デビの様子を見ていたら、結構ちゃんと叩いてい
るので、「ほ〜」とまたまた感心。
で、無事演奏が終わり、僕が控えていた方にみんなが帰ってきたん
だけど、園児達は達成感に満ちたとても良い顔になっていた。
何人か知っている子達は僕を見つけると、「やった〜終わった〜」
とか「あ〜疲れた〜」とか言いながら集まってきた。
早く舞台から楽屋方面に誘導したい先生のイライラを感じながらも、
「みんなほんと上手だったよ〜」と声をかける。
で、次の年長さんのセッティングに走る。
第二部のダンスが始まった時には、撤収した楽器をトラックに詰め
こむ作業に追われたものの、デビの出番前にはなんとか完了して、
客先でかみさんと一緒にデビのダンスを見る事ができた。
音楽会が終わった後、みんなが帰って行くのをよそに、会場の撤収
作業に没頭する。
看板外したり、梱包したり。
すっかり誰もいなくなった大ホールで、ちょっとだけ客席に向かっ
て歌ってみた(笑)
イベント業者の人に「気持ち良いでしょ。いい声してますよ」とか
らかわれて照れ笑い。
無事会場を後にして、幼稚園に再度戻る。
トラックから楽器類を下ろして、先生が次々に拭いたものを、倉庫
にしまう。
最後はさすがに汗だくでヘトヘトだったけど、普段あまり個人的に
話す事のない先生達とくだらない冗談言いながらの作業は楽しかった。
運動会の時にも感じたけど、今回もとても達成感のあるお手伝いだ
った。
家に帰ると、家で次女の面倒を見ていてくれたうちの両親も一緒に
夕飯が始まるところだったので、みんなで楽しく乾杯!
かみさんが撮ったビデオを見ながらワイワイと。
ワイワイ見ていたら、テレビの様子がどうもおかしくなってきて、
まともに映像が映らなくなってきてしまった。
時間も遅くなったので両親が帰宅した後、アンテナ線とかあれこれ
調整してみたものの一向に改善しない。
ネットの書き込みとか見て見たら、どうも寿命が来てしまったらし
いことが分かり、かみさんと唖然としてしまった。
うちの(お古をいただいた)SONYの36型超大型ブラウン管テレビは、
ブラウン管テレビとしては最高峰に位置づけられる、「元」高級品で、
重量は実に100kg近い。
テレビ大も普通の市販品にべニアで補強しなきゃつぶれるほど。
画質も、いまだ数ある液晶テレビがどうやっても実現できないと言
われるもので、確かにどの家の液晶見ても、うちのテレビより綺麗な
画質に出会った事がない。
画質とかに特にこだわりのないド素人の僕がそう思うんだから、そ
の差は大きいと思う。
でかくて場所を取って、省エネの対極にありながらも自慢の一品だ
ったので、ショックは大きかった。
かみさんと相談して、翌日に池袋のヤマダ電機に行く事にしてみた。
ヤマダ電機は噂に違わず、規模といい来客数といい、圧倒されてし
まったけど、店員さんの話とか価格交渉なんかは、かつての秋葉原
での買い物のようで実に刺激的で楽しかった。
結局、1時間以上熟慮した結果、SONY液晶テレビを買った。
職場の周りは東芝製ばっかりだったので、よっぽど良いんだろうな
と思ってうちも東芝にしようと漠然と思っていたのが、複数の店員
と話してみて(僕はいつも複数の人と話すことにしてる)、うちに
SONY製が良いと納得したし、価格COMと比較しても安価にできたの
で決定。
テレビ壊れたのはショックだったけど、今は届くのが楽しみ。
家に帰ってきて、スキーの最終準備に取り掛かった。
そもそも、最初は僕がデビをスキーに連れて行きたかったので、ガ
ーラ辺りに新幹線で行って全部レンタルして日帰りで行こうと計画
していたんだけど、かみさんが周りの幼稚園ママなんかからの情報で、
「ウェアは今結構安く売ってる」とか「ヘルメットする子が殆ど」
とか「ガーラのレンタルは土日は1時間以上かかってしまうことが多
い」とかあれこれ聞きこんで来たので、じゃ一度ウェアとか見に行く
かって軽い気持ちで、神保町近辺のスポーツ用品街に行ってみたら、
サイズ調整機能とか付いたウェアがビックリするほど安く、しかも
大人用のウェアも1万円切って結構良いものがあったので、勢いで
僕の分とデビの分のウェアを買ってしまった。
しかも、ヘルメット売り場を軽く見ておこうと行ってみたら、店員
が「ヨーロッパでは14歳以下の子供に着用が義務付けられて、その
流れが日本にも来てる」とか「サイズ調整ができるものなら大人に
なっても使える」とか言うもんだから、すっかり乗せられてご購入。
あとは、子供を初めてスキーに連れて行った人の書き込みに多く
載っていた、「ボーゲンヘルパー」というちょっとした小道具も購入。
で、買い込んで来て荷作りのこととか、どのスキー場がいいかとか、
当日の行動計画についてあれこれかみさんと話していたら、いつの
間にか「みんなで一泊」ってことになり、次女が1歳なりたてだとか、
あれこれ考えたら「新幹線で移動」ってことになり、それを条件に
探してみたら「軽井沢」になった(笑)。
さっそく軽井沢プリンスに宿泊し、往復新幹線とかあれこれ付いた
ツアーを予約した。
事前にスーツケースに衣類を詰め込んで宅急便でホテルに送っておき、
当日は僕のリュックに必需品のみを詰め込んで出発。
ベビーカーの手配と、部屋がツインだったのでベッドをくっつけて
壁際に寄せてもらい、ベビーガード(ベッドから落ちないための柵)
を付けておいてもらうように手配しておいた。
自宅から軽井沢駅まで2時間かからない時間で着き、あらかじめ調
べておいた、プリンスホテルのある南口ではなく北口にあるレンタ
ルスキー屋で、僕とデビのセットを二日間借りた。
僕とかみさんは次女がいるので一緒にスキーできないけど、靴のサ
イズが1cmしか変らないので、かみさんが滑るときは靴下二重ばきで
対応するってことにした(笑)
で、お店からタクシーで5分程度でホテルに到着。
早速送っておいた荷物を受け取り、前日が満室だったからチェック
インまで部屋に入れないってことだったから、更衣室で着替えてゲ
レンデへ。
まずは、初心者コースの一番下で、僕がデビにスキーの履き方外し
方から始めて一通り教える。
で、ボーゲンヘルパーを付けて、支えながら滑らせてみる。
最初は怖い怖いを連発していたけど、滑らせ、デビを抱えて坂を上
りまた滑らせをやっていたら、「あれ?前に進まないよ?」とか
「もうちょっと上からやりたい」と前向き発言が出てくるように
なった。
そこで、一番短いリフトに乗せてみることにして、人生初リフト。
リフト自体には大喜びで、「うわ〜、見て見て!人が下を滑って
るじゃん!」と。
で、初心者コースの一番上に到着して、まずは僕のスキーの間に
立たせてスキーをボーゲンの形にさせる。
で、僕がデビの両脇を支えながら、デビのスキーの外側でさらに
大きなボーゲンの形で、二人で一緒に滑ってみた。
僕自身、10年以上振りのスキーだったことに加え、レンタルスキー
だったので足がぐらつくし、デビを支えながらのボーゲンってのが
意外とパワーが必要で、下に着くころには足がガクガクになって
しまった(笑)
デビは最初は怖がったいたものの、2,3本滑る頃にはすっかり斜面
やスピードになれ、自分で止まれるようになったので、試しに
一人で滑らせてみたら、ホントびっくりするほど上手に滑ることが
できて、これにはもう大感激!
ボーゲンヘルパー様々で、特に怖がる事も嫌がる事もなくスキー
初体験ができた。
その日は、夕方まで滑って終わり。
かみさんはデビと一緒にチェックインしたり、昼寝したり。
アウトレット行ってくればって言ったんだけど、疲れてたみたい
で良い休憩ができたらしい。
で、宿泊者専用のロッカーにスキーセットとブーツをしまい、スキ
ーウェアで部屋に戻った。
僕達が止まった軽井沢ホテルのイーストには温泉の大浴場があった
ので、早速デビと言って見る事に。
まだ17時頃と早かったせいか、浴場はガラガラで、二人で雪が積も
る木立や浅間山を見ながら極上の露天風呂を楽しんだ。
夕飯をどうしようかってことで、ホテル内のレストランを調べてみ
たけど、どこもお一人様5,000〜って感じで良い値段したし、次女
がいるのでせっかくお金出しても落ち着かないだろうなぁって事で、
アウトレット内にあるレストラン街に行く事にした。
ホテルからはシャトルバスが15分おきに出ていたので、それに乗っ
て5分ほど。
焼き肉屋のお座敷でみんなで今日のデビのスキーデビューを祝った。
その後ホテルに戻り、今度はかみさんとデビが温泉へ。
夜はみんなで二つ並んだベッドに川の字になってお休み。
翌日は、プランに付いていた朝食を、ゲレンデを一望できるレスト
ランで。
ビュフェスタイルだったので、デビが喜んでパンを必要以上に取っ
てきたので「自分で取ったんだから全部自分で食べなさい」と戒め、
最後は涙目で「手伝ってください」と言うので手伝ってやり(笑)。
着替えた後は、かみさんがデビとスキーに出発。
僕は部屋に帰り、帰りの荷支度をした。
朝が全員大量に食べたので、お昼頃に僕とかみさんが交代して、
僕とデビはキッズパークへ、かみさんと次女は着替えてアウトレッ
トへ。
1時間ちょっとキッズパークで遊んだんだけど、これが結構面白い。
ソリやチューブ(浮き輪のでかいの)に乗って滑り降りたり、坂を
登るのもエスカレータみたいのがあって楽だし。
デビと大笑いしながらチューブに何回も乗ってしまった。
遊んでいる間、ずっとキッズパーク脇で南米系(インディオ系)と
思われる奥さんが日本人の旦那さんを怒鳴りちらしていたのが残念
だったけど・・・
で、僕達もクロークに預けていたスーツケースを取り出して着替え、
宅急便で自宅に送る手配をし、タクシーを呼んでもらって、スキー
を積んでレンタルショップに返しに行った。
レンタルショップのおばさんはちょっと強面なんだけど、お店に入
った途端デビが「あ〜ほんっとに楽しかった〜」とおばさんに言う
と満面の笑顔で「良かったねぇ、また来てね」と返してくれた。
その後アウトレット内のラーメン屋でかみさん&次女と合流した。
その後、新幹線に乗った。
デビは本当に楽しかったみたいで、最後まで帰りたがらなかったし、
窓から見えるプリンスホテルとかスキー場を見ながら「バ〜イバ〜
イ」と手を振っていた。17時過ぎには帰宅。
みんな疲れきっていたので、20時前には寝てしまった。
いかにツアーで行ったとは言え、それなりに散財した今回の旅行。
既に次はいかに安くスキーに行くかを考えている僕。