靖国

小泉さんの言ってる事は、議論のすり替えでしょう。
アジアの諸国は「靖国神社にお参りしては駄目」ではなくて、「A級戦犯
を祀ってある所にお参りしては駄目」なのでは？
小泉さんもA級戦犯をお参りしたい訳じゃないでしょ？
毎年8月15日に「全国戦没者追悼式」を政府主催で行っているじゃないですか。
ことさらに「戦闘員の戦没者」を祀ってある靖国にお参りする理由は何？
遺族会の圧力等でことさらにA級戦犯をお参りしなきゃいけない理由でもある
んだろうか。
ギリシャに行った時、アテネ中心部の国会議事堂前に戦没者慰霊碑があり、
衛兵の交代式が独特なので観光スポットにもなってるんだけど、この慰霊碑
の対象は古代ギリシャから現代までギリシャを守るために戦い、無くなった
ギリシャ人、って事らしい。
この考え方は他国民の自分にもすんなり落ちたし、ギリシャ国内でも当然尊重
すべき対象となってる。
これを日本に置き換えるなら元寇から始まり、薩英戦争とか四国艦隊下関砲撃
事件とか、日清、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦の戦没戦闘員、
って事かな？
でも、結局アジア諸国からは第二次世界大戦がフォーカスされそうなので、
こうした慰霊碑の建立、維持は難しそう。
日本国民としても「何を今更」って感じもする。
だとしたらアジア諸国に対しても一番単純明快なメッセージになり、日本国民
の納得も得られるのは、A級戦犯を合祀対象から外す事でしょう。
もしどうしても継続して祀りたいなら、別に「東条神社」とかを有志が作れば
いいんじゃないかなぁ。