明徳義塾高校

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000030-san-soci
不祥事に一切関係せず一心に野球に取り組んでいた部員の
気持ちを考えると、胸が押しつぶされそうになる・・・
一生、本当に一生消えない深い傷ができてしまうと思う。
周りがフォローしてあげないと立ち直れないんじゃないかなぁ。
それほど甲子園って夢の舞台なんだと思う。
部として辞退ではなく、事件に関係した人間だけ欠場させれば
いいんじゃないかって思いを強く持った。
なんか犯罪抑止力を狙った連座制みたいで、江戸時代の五人組
みたいな旧来から統制する側が便利に使っていた仕組みであって、
個人の努力を一切否定してしまう恐ろしい仕組みとも言い換える
事できると思う。
同じような仕組みで、公職選挙法における連座制があるけど、
これもまたしかりで、直接的に何ら関連していなくても、立候
補者が摘発される。
とかげの尻尾切りを防ぐという意味で言えば、こと選挙における
不正とその後の人柱的な処分で多くの犠牲者を出してきた反省
の上に裁った制度といえるかも知れないけど、高校野球のチーム
において、その不正の社会的影響度と高校生という未成年への
教育的見地から鑑みると、このタイミングでの出場辞退という
措置にどんな有効性、正当性があるんだろうか。
例えば、サッカー日本代表のメンバーの誰かが痴漢で検挙され
たら日本代表チームはW杯の出場辞退をするか、と言ったら当然
否であって、本人のみが制裁を受けて終わり。
プロ野球しかり、一般企業における企業活動でも同様だろう。
同じことを高校球児が行ったら、関係ない球児までが一生癒える
事のない凄惨な制裁を受ける。
これって本当に社会にとって、将来の高校球児にとって、また
とばっちりを食った球児、事件を起こした球児にとって最善の
方法なんだろうか。