産後263〜266日目 遺産相続

木曜は新橋で直帰。しかも異常に早い時間で16時過ぎには仕事終了。うちの会社
から転職していった同期に連絡して夜飲むことにした。
新宿に勤める彼は19時過ぎに新橋に着くとの事だったので、大分時間が余ってし
まい、クイックマッサージを受けたり、キムラヤでブラブラしたり、汐留あたり
までプラプラしに行った。
烏森口でしこたま飲んで、もう一人の同期が合流して、SL広場前にあるアイリッ
シュバーに移動。
ギネスビールやらシガーやらを楽しみながら、いつしか話題は家族の話、親の話
、そして彼がいま直面している遺産相続の話。
最近の少子化の影響は遺産相続にも影響を及ぼしているなぁと思える事例だと思
う。
一人っ子で女の子しかいない場合、その女の子が結婚してしまった時点で女の子
の実家には跡継ぎがいなくなってしまうことになる。
先祖代々のお墓やら何やらを考えると、それは困るという事になる。
で、無理やり男性を養子にしたりする。
彼の場合、彼の奥さんのお母さんが2人姉妹で、男性がいない。
しかもその姉妹の子供は全て女の子。
跡継ぎの問題の解決策として、彼とその奥さんの結婚のタイミングで、奥さんが
祖父母の養子になったとの事。
つまり、仮に祖父母=鈴木、2人姉妹がそれぞれお嫁に行って、姉=佐藤、妹=田
中になっていたとする。
で、彼は佐藤さんの一人娘と結婚することになった。
鈴木家を絶やしたくなかったために、奥さんは鈴木家の娘として鈴木姓を名乗る
事になり、彼は婿養子として結婚した、という次第。
で、鈴木家の祖父は既に亡くなっていて、祖母も先日亡くなったらしい。
当然遺産相続が発生した。
で、法的な相続権を持つ「子供」を整理すると、
1、佐藤家に嫁いだ姉
2、田中家に嫁いだ妹
さらに
3、鈴木家の養子になった彼の奥さん
となる。
そこに異を唱えたのが2の田中家に嫁いだ妹(彼からみると叔母)。妹から見る
と、本来姉妹で半分にできる遺産が、姉の子供が自分達と同列の子供の位置に入
ってしまったために3分の一に目減りしてしまう、という事態になってる。
そこで妹は、姉の子供である彼の奥さんを「非摘出子」であるが故に云々と言い
出したらしい。
しかも、事前に何の相談もなく、いきなり弁護士を通じて文書で伝えてきたそう

言い分や感情は理解できるものの、何故わざわざお互いの感情を傷つける手法を
とってしまうのだろう。
聞くと、その叔母も、彼と奥さんの結婚にはむしろ後押ししてくれていたらしい
し、かなり仲も良かったらしい。
故に、佐藤家及び彼ら夫婦はショックを受けてしまい、かなり感情的になってし
まっているみたい。
僕も、もう一人の同期も目の前で遺産相続争いを見てきた当事者としての経験が
ある。
故に、彼に対しては、一緒に感情的になるのではなくて、まずどうしてその叔母
がそのような手法を執るに至ったか、結果としてどうしたいのか(金を取って縁
を切りたいのか)等を、ちょっと離れた第3者の観点で見るなり、直接その叔母
に確認してみろ、とアドバイスした。
何も、「親戚一同これからも仲良くしたいから」みたいな精神論をぶつける必要
もなく、淡々と事実関係を積み上げていけば、自ずからとるべき道(譲歩か裁判
で抗戦か)が見えてくると思う。
あ〜いやだ、と思いつつ、少子化故にこういったちょっと異例な事例って頻発し
てくるんじゃないかと思う。
そういえば、仲の良い友達にも自分の祖父母の養子になった男がいる。
同じ事が起きなきゃいいけど。
良く「うちは争うほどの遺産はないから」と遺産争いの可能性を否定する言葉を
聞くけど、実際は金額の多少じゃない。
納得するかしないか、それだけ。
妙に納得して3人とも帰った。
かみさん&デビは、かみさんの友達の結婚式が横浜であるので、鎌倉に帰ってい
たため、僕も鎌倉に帰って、土日は鎌倉。
デビは四つん這いにはなるし、お尻を高く持ち上げるので今にも這い這いしそう
なんだけど、なかなか前に出るコツが掴めずにイライラしているのが分かる。
体重は最近計ってないけど、多分8kgをちょっと越えた辺りかなぁ。パパとかマン
マァって事を意味なく言ったり、ブブブブとかフーフーとか何かの擬音のような
発音をとめどなく繰返して遊んでる。
ウンチは物凄い量になってきた。
離乳食も食パン1枚くらいはペロっと食べるし、結構好き嫌いないみたいで小松
菜とかほうれん草といった青物も、魚も平気で食べる。出汁の味が好きみたいで
、最初は甘いものしか受け付けなかったのが、最近は醤油やらで味付ける前のか
ぼちゃの煮物とか、大人が食べた後の寄せ鍋のスープで作ったおじやとか、嬉し
そうに食べてる。あやすととにかくキャッキャッと笑うのがかわいい。

人見知りもアッと言う間に無くなってしまって、誰にでも笑いかけるので、誰か
に簡単に連れて行かれると思う。
先週もデパートでちょっとベンチに座ってたら、ワンカップの酒を飲んでよい気
分のおじいちゃんが隣に座り、何気なくこっちを見た瞬間にデビが「ニヤ〜」っ
と笑いかけたから、「たまんね〜な〜」とか言いながら、デビにミルクをあげて
いる間ずっと居座り続けられ、酒臭い息でデビに話しかけるのには閉口した(笑

親バカとは思うけど、愛される素質を持った子だと思う。