2歳と131〜135日目 クリスマス

今年のクリスマスはのんびりとしたクリスマスだった。
21日は大学のゼミの同期と久しぶりに飲み。
お互いの帰路の分岐点で、かなり年季の入った居酒屋で。
世界中を飛び回る彼は、既に40カ国近くを訪問し、パリ
パリ営業している。
総合商社を情報供給源として活用しながら、専門分野で
バンバン周るという彼は、学生時代からは想像もできな
い程のエネルギーを発散していた。
試験の時は、ノートを必死に集めて僕らに提供してくれ、
試験時間一杯まで教室で問題を解き、結果、ノートを提
供してもらって試験時間の半ばで退室した僕らがAを取
り、彼がCという漫才みたいな学生生活を彩ってくれて
いた(笑)。
合コンも持ってきたことはなく、参加すれば妙にイジけ
た態度をするし、そのくせ「何かいいネタないのかよ〜」
といつも他力本願。
こう書くとどうしようもない奴のように見えるが、その
実とても誠実で、事のほか優しい。
酔っ払って裸足で歩いて、足の裏を切ってしまった僕を
おぶって友人宅まで運んでくれたり、朝まで飲んでやっ
ぱり酔っ払い、始発で帰宅する際に僕の酔い加減を心配
し、帰宅方向が真逆なのに家まで送ってくれようとした
り。
しかし、卒業時の就職も満足がいくものではなく、就職
後2,3年目までは会うたびに愚痴をこぼし、彼女もでき
ずにいたんだけど、突然一念発起し、会社を退職。
ロンドンに語学留学に行ってしまった。
帰ってきた彼は・・・。
とにかく、今でも覚えているのが、銀座に呼び出され、
隣に可愛い彼女が鎮座していた時の彼の嬉しそうで照れ
まくっていた顔。
そんな彼も、今や外人サッカーチームで活躍し、パスポ
ートにスタンプ押す場所が無くなってページ増やしても
らい、各国の珍しいお土産を買ってきてくれるビジネス
マンになった。
マイルが貯まりまくっていて、ヨーロッパにビジネスク
ラスで往復できるらしい。
うちのかみさんは、学生時代から彼の良さを看破?して
いたため、彼との飲みはいつも二つ返事でOK(笑)。
居酒屋で飲んでいる時も、隣に座っていた20代後半と
思しき女性3人グループが、彼の話に耳ダンボ。
いい男になったなぁと惚れ惚れしてしまった。
22日は一日ノンビリ。
かみさんが、近所のおでんのタネの専門店で買ってきた
各種練り物が入った極上おでんと日本酒で最高の晩御飯。
23日は僕が晩御飯に点心を作った。
カニやら干し海老、ほうれん草が入ったお焼きと、餃子。
皮から作ったら絶品だった。
24日はうちの両親が来てくれ、みんなでお昼ご飯。
夕方両親が帰宅した後、3人で久しぶりに近所まで買い物
と散歩。
ワインとか買い込んで帰宅。
ナスのグラタンと、ダッジオーブンで焼いたチキン(つ
まりローストチキン)とローストしたポテトと人参、
CMで見て思わず「美味そう!」と叫んでいた、茹でたパ
スタにバターを絡ませ、お吸い物の元をまぶしたもの。
かなり美味かった。
ワインも進んで夫婦で真っ赤になりながらデビと遊んだ。
デビはここ3日で結構会話が進むようになり、
僕:「今晩サンタさんが来るかもよ〜」
デビ:「サンタさん?凄い!美味しいの?」
とか、
僕:「ハイ!パスタだよ〜」
デビ「パッタ!美味しそう!!せーの、いただきます!」
僕:「美味しい?」
デビ「美味しい!ハイ、どーぞ!半分こ!」
と手掴みのパスタをくれたり。
そろそろトイレトレーニングへの抵抗感も薄らいで来て、
プルプル震えるのを見つけると「トイレ行こうっか?」と
聞くと嬉々としてトイレに走っていったりする。
まだトイレで出た試しが無いんだけど・・。
歯磨きも結構好きで、「歯磨きやって〜!」とおねだりし
てきたり、最後の仕上げ磨きをねだって、ソファーに座っ
てる僕の膝に頭乗せて来たりする(笑)