独身気分って結構疲れる

1月から札幌、仙台と出張が続き、家を空けがちだった。
でもってかみさんは相変わらずのつわり続きだし、強い寒波が来たしで、大事を取ってここ3週間ほどかみさんは実家に帰りっきり。
出張中は久しぶりに色々外で食べれたし、札幌では予定が急にキャンセルになってベストシーズンの北海道の雪降りたて状態、平日夕方ガラガラ状態でスノボーができちゃって結構楽しかったけど、今週からは純粋に一人暮らし状態。
しかも、今月弟の結婚式やら出張費の立替やらで結構家計がピンチなので、帰りにちょっと一杯って訳にもいかず、完全自炊生活。
独身寮の時って、炊事必要無し、洗濯週一回、掃除気が向いたら、だったけど、かみさんが結構きれいにしてくれている家を散らかすわけにはいかんなぁと思い、結構マメマメしく家事をこなしている。
考えて見ればそういう意味での完全な一人暮らしは実は初めてなんだと気付いた。
昨日は客先から直帰にしたため、近所のかなり安い八百屋の閉店時間前に買い物できた。しかし、いつも週末の料理自慢で何とか夫の沽券を保っていたつもりが、作るものを何も決めず、家にあるものを何も確認せずに買い物に来るとこんなに臆病なのか!と思ってしまった(笑)
野菜は取らなきゃと思うのだが、和(ほうれん草、小松菜、白菜等)にするか洋(季節外れだけどトマト、キュウリ、セロリ等)にするか中(チンゲン菜等)にするかすら決められない。また、メニュー構成を考えると、和なら豆腐や納豆、洋ならチーズや生クリーム、中なら焼きソバ等々付随する食材が必要になる。
悩みに悩み、結局外を歩いていたおばちゃんの会話から「麻婆豆腐(ちなみにどうバーボードウフって打ってもこの漢字は出てこなかった)」と天声が聞こえてきたので即決。家に豚挽肉、葱があったのを思い出したので、結局豆腐を買った。

<昨日作った麻婆豆腐レシピ>
http://gourmet.yahoo.co.jp/seturl?mid=japanese&small=0101002&id=C00021

結構美味くできた。
でも一人で作って食べるのってほんと美味くないなぁ。
食後、洗濯して干して、食器洗って、風呂洗って入って、翌日のワイシャツにアイロンかけて、「今会いに行きます」を見に行った。
まだ引きずってる・・・
いやぁ泣いた泣いた。しかもひとりで素面で。
何やら生き返り系の話が最近多いらしく、つい先日新聞で小学生へのアンケート結果として人間は死んでも生き返ると思っている子供が15%もいると載っていた。
竹内結子も母親役ってのには無理があるような印象を持っていたし、黄泉がえり(見てないけど)でも生き返ったとか返らないとかだったし、セカチュー(これも見てないけど)も恋人が死んでしまうって話だったらしいし、見る前は「流行り物」って斜に構えていたんだけどなぁ。
いま会いに行きます」ってそういう意味だったのね。
でも、もし僕が後で日記でそれを知ったとしたら、ほんとやり切れないだろうなぁ。
僕もかみさんの事愛しているわけだし、そんな人がたとえ自分との人生を選ぶためとはいえ、死ぬ事分かってて、というか死ぬために一緒になる事選んだとしたら・・たまらんなぁ。
綺麗事じゃなくやっぱり生きて欲しいと思うので、ほんと心の底から泣いてしまった後で、「澪ちゃん、そんな事するなよ〜」と恨めしい気持ちになった。
ほんと久しぶりに高校時代の恋愛も懐かしく思い出したし、まだ見ぬ子供への思いもつのったしで、いいように心をかき回されてしまった(苦笑)