産後125〜130日目

長いようで短かった年末年始。
いやはや今朝スーツのベルト締めた時のきついこと。
先月28日は仕事納め。
夕方から若手を指示して準備して、19時にはお開き。
で、余った酒を大量に（ビールと酎ハイ取り混ぜて350ml缶で30缶ほど）手提げ袋に入れて、そのまま豊洲の実家にタクシーで帰った。
で、実家で一足早く帰っていたかみさんとデビ、うちの両親と交えて仕事納めの続き。
二日酔いになるほど飲んでしまった。
29日はデビを実家に預けてかみさんと外出。
まず、豊洲から合羽橋に出かけた。
かみさんがパン型を買い、以前実家で料理してて僕が割ってしまった擦り鉢を買い、以前から欲しかったステーキ焼くための鋳物のグリルパン買って、実家の取っ手の折れたコーヒーフィルダーフォルダが気になっていたので新しいのを買って、銅製の厚さが5mm位ある超重い煮込みにぴったりそうな5万円する鍋を「いつか買ってやる」と撫でて、合羽橋喫茶で超美味いチキンカレー食べて、コーヒー道具専門店にあったアンティークのちょっとした道具を見てかみさんと惚れ込んでしまって値段（8万）聞いて諦めて、重い鋳物の板やらをぶら下げながら浅草まで歩いて、漬物やらを買って、地下鉄で三越前に出て、両実家向けのお年賀買って、一個500円する干し柿を3個だけ買って、タクシーで帰った。
寒かったし人多かったし疲れたけど、気持ち良い買い物できて楽しかった。
デビはずっと寝ていてくれてたみたい。
30日に弟夫婦が仙台から到着。
一気に賑やかになって31日はみんなで実家の大掃除。
かみさんと弟の奥さんは母のお節作りを手伝って、弟は父の車のあれこれ、僕は窓やら床やらを拭き掃除。
その後、「たまには」と思いつき、弟と晩御飯を作ることに。
かみさんとデビを連れて近所のスーパーまで買出しに行って、小松菜が500円もしているのに驚きつつ食材を買い込み（もちろんバブリーな野菜は買わず）、弟と仕込み。
お節の準備でしっちゃかめっちゃかな台所の片隅で、チキンのハーブマリネ＆ロースト、ペンネアラビアータ、たこのマリネを作ったら女性陣大喜びだった。
父が苦笑いしながら飲んでたのが印象的だった。
家族の主役はやっぱりデビで、両親はもちろんだけど弟夫婦もとてもかわいがってくれて、本当に嬉しかった。
で、夜は二部屋でテレビ付けて、両親は紅白、僕達は格闘技見過ごし、0時になったら部屋の電気消して、テレビも消して窓を開けて、一斉に聞こえる船の汽笛を聞いた。
これは横浜に住んでいた頃に初めて聞いて「いいなぁ」と思った風物詩で、去年かみさんの妊娠＆つわりで年末年始は千葉の社宅にこもってた時にも試しに窓を開けたら聞こえて、結構感動した。
去年は弟の結婚、うちの出産と、我が家にとってはとても充実した一年だったので、両親の新年を迎えた喜びもひとしおだったようで、汽笛を聞いている父は、酒も手伝って心なしか目が潤んでいたようで、それを見ていたらしみじみと幸せを感じてしまった。
で、1日はみんな昼前まで寝てしまい、お節とお雑煮。
うちの雑煮は両親が福岡出身のせいか、ブリやらかまぼこ、鰹菜（こっちでは見たことない菜っ葉）やらが入ってるもの。福岡ではブリではなくアラを使うらしい。
で、昼過ぎに鎌倉からかみさんのお父さんが来るまで迎えに来てくれた。
大量の荷物詰め込んでいざ出発の時、何だか両親がとても寂しそうで思わず笑ってしまったけど、確かにお互いが遠くに住んでいる家族だと、こんな時寂しいんだろうなぁと思ってしまった。
小学校の頃夏休みに福岡の祖父母の所から帰る際、空港や駅で祖父母と別れるときは、これから飛行機や新幹線やブルートレインに乗れる楽しさと半々で寂しさがあったのを思い出した。
鎌倉のお義父さんは逆にとても嬉しそうで、いそいそと乗り込んでるのがまた面白い。
鎌倉市内は正月3が日は事前に申請した通行許可証がないと車では入れないんだけど、通行許可証を持っているとこれが何とも気持ち良い。
検問みたいに警察官が市の入り口各所で待機してるんだけど、9割以上の車が引き返すところを「この紋所が目に入らぬか」とごとくに許可証見せて通過するのは、浜松町の某ディスコに某知人のおかげで顔パスでVIP入り口から入場って感じ（笑）って一回しか行ったことないけど。
鎌倉市内も交通規制のせいで信じられないほどガラガラで、若宮大路でキャッチボールできるほどだった。
鎌倉でもご馳走＆酒三昧。
デビはようやく首が完全に座ってきて、かなり奇声を上げるようになってきた。
やっぱり色々な人に抱っこされたり話しかけられたり、犬やら猫の鳴き声がしているのが刺激になったのかなぁ。
グズる時も今まではかなり控えめに「エッエッ」と泣き始めてたのに、最初に「ア〜！」とさも不満げに声立てるようになって、分かり易いけど「我慢しなさい！」と言いたくなる。
昨日初めてリンゴを擦って濾したものを水で薄めたものを飲ませてみたら、二口くらい飲んで後にいかにもまずそうに哺乳瓶の乳首を吐き出して、その顔というか仕草を見て爆笑してしまった。
最近段々と性格みたいのが出てきたんだけど、かなりお人好しっぽくていいかも。
とにかく家族であろうと、いきがかりのおばちゃんであろうと、駅員さんであろうと、鼻ピアスのお兄ちゃんであろうと目が合うと笑いかける。
子供産まれる前の僕もそうだったけど、まだ話せもしない赤ちゃんに笑いかけられたりしたら、やっぱり嬉しいもんだもんね。みんなニコっと笑い返してくれるのが親としても嬉しい。
グズっていても面白おかしくあやすとすぐに声を立てて笑うし、起き抜けに目が合うと笑う。
今日は鎌倉から出勤。
いざ出かけるときにデビに笑いかけられるとどうにもこうにも仕事にいきたくなくなって困った。
鎌倉からは東京まで「おはようライナー」といういかにも早そうな電車があったので500円出して乗ったら、確かに座席はグリーン車っぽいし、途中停車駅も少ない（つまり結構駅を飛ばす）んだけど、所用時間は普通と変わらなくてがっかり。
でも良く考えると、所用時間が同じなのに、500円でグリーン車並に座れて途中あんまり止まらないからワサワサしてなくて気持ちの良いおはようライナーと、950円出してもしかしたら座れなくて、各駅に止まる普通電車のグリーン車って、結構不公平な感じがする。
ちなみに鎌倉から東京までは両方とも55分ほど。
でも、停車駅は普通の場合は、鎌倉、北鎌倉、大船、戸塚、東戸塚、保土ヶ谷、横浜、新川崎、西大井、品川、新橋、東京の計12駅に対して、おはようライナーは鎌倉、大船、品川、新橋、東京の計5駅。
これだけ駅飛ばすんだからさぞかし早かろうと思うけど、走行速度がノロいノロい。
だったら途中駅で止まってやれよ、って感じ。
今日は課長もプロジェクトの同僚も休みなので社内的には一切仕事無し。
社外もベンダさんが明日からなので仕事無し。
だったらお前も休めって感じだけど、今年の計画立てる良いタイミングなので今日は一日ゆっくりと考える時間に充てようと思う。