産後174〜178日目 友達と

金曜は大学のゼミの同期と久しぶりに飲んだ。
神保町の中華「大興」でしこたま飲んだ後にタクシーで神田に出て、「キャバクラ行こう!」と息巻いていたのに、せっかく久しぶりに盛り上がっているのにもしつまらん女の子が付いちゃって興醒めしたら嫌だなぁ、とか話してたら、超アングラなガード下の店があったので勢いで入ってみた。
中はまるで屋台村みたいで、数件のスナックが集まった広場みたいになってて、それぞれのお店のお客さんが交代でカラオケ歌ってる。
超ツボにはまってしまい、かなり長居してしまった。
途中、隣に座ったおじ様は、コートはちょっとラメってるグレー、ダークスーツに黒いシャツ、赤いネクタイに帽子かぶってて、あっち系の方か、エンターテイナーかなぁと思ってたら意外と気さくな人で、友達と3人で話し込んでしまった。
「これ僕の若い頃の写真」とか「これ僕」と新聞のコピーもらったんだけど、かなり酔っていたのであまり覚えていなかった。多分その時は「へぇ〜、格好いいなぁ」とか言ってたんだと思うけど。
で、翌日スーツのポケットにその切抜きあったから改めて見てみてビックリ!
某有名アパレルメーカーの会長さんで、超金持ちだったらしい。
しまった、もうちょっとちゃんと話聞いておくんだった(笑)
かみさんには「怪しいから関わるのやめなさい」と言われたけど、そういう怪しさって好きなんだよなぁ。
独身の頃、よく新宿のゴールデン街に遊びに行ってて、超有名なアメリカの楽器メーカー(ロックやってる人だったら絶対に知ってる)の日本法人社長と仲良くなって私邸に遊びに行ったり、同じくゴールデン街で酔っ払って気が付いたら友達とはぐれてニューハーフの子に介抱されてたり(やばかった!)
で、例の会長さん、神田界隈で夜な夜な飲んでるらしいので、また会える日を楽しみにしていようっと。
土曜日はかみさんとデビとロング散歩。
ベビーカーは持たずに抱っこ紐のみで、歩くこと3時間。
最後に大量に買い物して、タクシーで帰宅。
車持っていない分、タクシーを良く使うようになったかも知れない。
晩御飯が秀逸で、クミンをバターで炒めてご飯を加え、コリアンダーを刻んで混ぜたご飯と、生のホタテを軽くソテーしたものに、きのこのソースを添えたもの。
夜はかみさんを寝せるために奥の部屋に追いやり、デビと二人で寝た。
寝るときに無呼吸睡眠検査装置を付けた。
この検査は、会社のカフェテリアプラン(点数式の福利厚生制度)の今年度のポイントがちょっと残っていたので、郵送式での検査メニューから選んだもの。
申し込むと、検査会社から検査キットが送られてきて、キットを使ってデータを取り、送り返してデータを分析してもらうもの。
無呼吸睡眠検査は、リストバンドに万歩計みたいな機械が付いていて、その機械からコードが15cm位延びていて、コードの先端にセンサーが付いていて、センサーを手の人差し指に絆創膏で固定して、寝る前に機械のスイッチを入れ、起きたら切る、という単純なもの。
気休めかもしれないけど、何かいびき解消の手がかりになればいいなぁと。
デビは21時から翌朝7時までぐっすりで、7時に腹減ったと泣き出し、僕も目が覚めた。
かみさんは起こさずに寝かせておいたら11時まで起きて来なかった。
よっぽど疲れてたんだろうと思う。
夕方からは僕の学生時代の友人が二人遊びに来ることになっていたので、買い物に出たり、料理作ったり。
僕も独身時代そうだったけど、どうも小さな子供ってどう扱っていいか分からないし、気を使うので、子供できた友人宅にはあまり近寄らなかった(笑)
昨日遊びに来た友人も、学生時代の一番仲が良かった友人なので、去年の8月に産まれてから初めてお祝い持ってきてくれたのが昨日ってのも、何だか理解できてしまう。
そう考えると、高校時代の一番の友人もまだデビも顔見てないし。
で、独身の彼らが来てくれると僕も良い刺激になる。
ちょっとサボりがちになる身だしなみとか、話題とか。
思ったよりデビをかわいがってくれて意外だったし嬉しかった。
日曜だったのと、一人が車で来たのであまり酒は飲まずに、穏やかな会食だった。
外資系スポーツメーカーに勤める一人は、デビのお祝いに、非売品のファーストシューズと、実際に実用的なスニーカーを持ってきてくれた。
印刷機械メーカーの営業で世界中飛び回ってる一人は、イエメンで買ったスパイス、タイで買ったタバスコのようなバーベキューソースのようなソース、イギリスで買ったクッキー、そのお母さんから立派な昆布。
気持ちが何より嬉しかった。
彼らにもいつかは僕達夫婦と同じ、それ以上の喜びが訪れて欲しいと思う。