産後196〜198日目 衝撃

yasbay2006-03-13

札幌出張は11日に無事終了。
写真は最終日に行った札幌中央卸売市場場外のお店で、分かりにくいけど「幻の鮭 鮭児(けいじ)」とあり、お値段なんと8万超!
10日は最後の夜という事で、こちらのリクエストを聞いてくれ、迷わず「ラムしゃぶ」にしてもらった。北海しゃぶしゃぶ
生で食べられる薄切りのラム肉をふぐ刺しのように箸でズズイっと挟み、しゃぶしゃぶしゃぶとほんの数秒湯にくぐらせて、ポン酢に付けて食べる。
肉お替り自由!!最後にラーメンの麺(これもお替わり自由!)で締めて超満腹!
21時頃にお店出たんだけど、全員連日連夜の暴飲暴食&睡眠不足でフラフラになっていたので、せっかくの金曜だったけど一次会で解散。
僕はホテルに戻ったんだけど、会社の同僚のOさんは札幌の町に消えていった・・・
22時くらいまでかみさん&デビとTV電話して、気が付いたら爆睡していた。
というより早めに寝なければいけない事態が発生した。
9日の日中の仕事中に珍しくかみさんから電話が入った。
僕の出張中、かみさんは実家に帰っていた。
8日にお義父さんと話をしていたら、お義父さんが「あれが・・・あの、あれが・・・」と何か固有名詞を言おうとして言えない状況が続いたらしい。
かみさんは最初「ついにボケたんじゃないの?」くらいにあしらっていたところ、あまりにも会話にならないので、ちょっと心配になって最近の様子を聞いたところ、2,3日前から同様の症状が出ていたらしい。本人も自覚症状があるとのこと。
で、こりゃ脳が何かあるんじゃないかって事になって、弟の奥さん(元某超有名大学病院脳神経外科の看護士)と連絡取りながら、即日診療してくれる脳外科の先生を探し、お義母さんが連れて行った。
即CTスキャンしたところ、左後頭部に影が写ったらしい。
で、即紹介状書いてもらって別の設備の整った病院に転院。
まずは10日から検査入院となった。
で、11,12日は特に検査等なかったらしいけど、入院の準備やら手術に向けた準備(ほぼ脳腫瘍が確定的なので、良性悪性問わず切除はする方針らしい)やらで、お義母さんとかみさんがおおわらわ。
デビの世話を含めて人手が必要なので、僕も札幌から鎌倉に直行してあれこれを手伝った。
脳梗塞クモ膜下出血といった緊急性の高い症状では無い事から、二人とも比較的冷静に対処はしているものの、当然将来への不安云々があるので、ストレスが高い状態が続いている。
僕はあくまでも冷静に病院の見解にコメントしたり、保険の扱いを確認したり、バックアップに務める様努力してはいる。
それにしても友人の多いお義父さんで、ひっきりなしに電話がかかってくるので、その対応がメインになった。
一つ心配なのが、お義父さんの精神状態と保険。
お義父さんは、大学時代に体育会ハンドボールで日本代表戦にも出たくらい相当鍛えたらしく、大学卒業後も病気らしい病気を一切しておらず、70歳を越えてもなお顧問として出社し、ゴルフをし、旅行に行き、周りの人からは「化け物」と言われていたらしい。
確かにうちの父(63歳)よりよっぽど足腰がしっかりしているし、日に焼けて精悍でもある。
そんな状態だったので、自分自身の体力、健康に絶対の自信を持っていたのは事実。
そのお義父さんが11日に一次帰宅した際に、妙にしおらしくなってしまっていて、デビに対してもどこか寂しげな言葉を投げかけたりしてて、精神的にショックを受けているのが良く分かった。
体の運動機能には全く症状が出ておらず、話すのも普通で、あくまでも記憶から言葉を導き出すのができない状態なので、本人もとてももどかしいみたい。
でも、物理的に腫瘍を摘出すれば間違いなく症状は改善されるらしいので、それに安心もしている様子だった。
但し、弟の奥さんにも言われたんだけど、脳の腫瘍は開けてみないと分からない事もあるらしく、複雑な場所に転移があった場合は、取れるとこだけとって閉じてしまうこともあるとの事。
そうなった場合に備える意味でも加入している保険を確認中なんだけど、ちょっと心細い。
都銀銀行マンのお義父さんは、ある意味お金の管理には異常とも見えるくらい細かい。
家計の一切は自分で管理し、お義母さんには生活費のみ渡していたらしい。
保険やら預金やらの管理も全てお義父さんが行ってきた。
今回の入院で、お義母さんは何と結婚後初めてメインの銀行通帳を見たらしい。
これから実際にどれくらいのお金がかかって、それをどこから工面するか、その道筋すらお義母さんにとっては見えない様子なのが非常に心配ではある。
今日、MRIという精密検査を受け、2,3日中に手術に移る可能性が高いとの事なので、腫瘍を摘出した後に言語能力が回復した時点で、今後の事も含めて相談するよう僕も積極的に関わろうと考えている。
嫌な言い方をすると、今回の手術にあたって、僕が保証人になったんだけど、保険も無く、お金もない(と言う事はない事は分かったけど)、って状況を想像したら怖くなったので、お互いもう他人ではないし、何かあった時(僕が死んだ時も同様)はお互いの生活に影響が出るので、きちんと話しておきたいと思った。
今日は札幌の出張の成果と、一部デバッグがあって韓国のベンダに週末中での解決を指示していたので、その結果報告が昼に出てくるので非常に気になりつつ、今日のMRI検査の結果も昼に出てくるので、ちょっと仕事が手に付かない。