産後200日目 無情

昨日は客先から直帰。
新橋駅に歩いて向かう途中、かみさんから連絡があり最悪の結果を聞かされる。
脳内に数ヶ所、肺にも転移があり、余命半年。
本人には余命は伏せて脳腫瘍摘出のみ伝えたとの事
呆然としつつ、でもこれからの事を何となく考えながら歩いていたら気が付くとSL広場だった。
すぐに帰る気になれず、改札に入らずに工事中の広場を何となく見ていたら、あろうことかお義父さんから電話が入った。
まぁ、こんな事になっちゃったけど、夏前には何とかなるだろうから、と。
続けて、こんな時にも関わらずあれこれ僕を気遣ってくれ、胸が熱くなり鼻の奥がジーンとしてしまった。
人前だったし、努めて明るく、完治して頭の毛が元に戻ったら、また新橋で飲みましょう、ゆっくり休んで下さいと電話を切った。
電話切って初めて、いつもお義父さんと新橋で飲む時に待ち合わせたのがSL広場の大きな街灯の下で、その街灯が工事で撤去されているのに気付き、いかなり涙が止まらなくなってしまった。
告知があった昨日3月14日は、お義父さんとお義母さんの結婚記念日との事。
ただの偶然だと頭のどっかで分かっているけど、打ちのめされてしまった。
昨晩遅く、フウテンの寅さん状態だったお義兄さんが帰宅したとの事。初めてデビも会えた。
僕はまだ打ちのめされてる。今日は全く気力が湧かず会社を休んでしまった。
悲しいとか辛いというのとは違い、諸行無常ってのを色々な形でリアルに突き付けられて、受け止めも跳ね返しもできていない感じ、というのが正しいだろうか。
今朝何となく館山に向かう内房線に乗ってしまった。
今日一日自分のリハビリに当てちゃう事に。
今日休むって言ったら課長焦ってたなぁ(笑)