同じ月を見ていた

ふと見かけた記事を見て、無意識に長年疑問に思っていた事が解決した。
高校生の頃、僕は横浜の桜木町に住んでて、当時の彼女は大磯に住んでいた。
当時はもちろん携帯電話はおろかポケベルも無い頃だったので、連絡方法は家の
電話しかない。
でも、当時のうちの電話はコードレスではなく、居間に置いてあったので彼女に
電話しようと思うと家族の目の前でかけるハメになる。なので、電話したい時は
小銭貯金した10円玉を大量に握り締めて野毛山公園売店脇の公衆電話まで行っ
てかけてた。
で、その時の会話で覚えている事の一つに、横浜と大磯では見える雲が違うって
事。
当たり前過ぎて考える事すらしない事柄だと思うんだけど、当時の会話を再現す
ると、「今日月綺麗だなぁ」「ほんとだ」「あ、今、月にかかった雲の形って○
○(なんだったか忘れた)に似てない?」「え?雲なんてかかってないよ」とい
うもの。
で、月は世界中で見る事ができるけど、今自分の上にあって見えている雲ってど
れくらい離れたところから見えるんだろうって話題になって、そのまま。
ふと見かけた記事というのがhttp://www.excite.co.jp/News/bit/00091137149229.html
ピタゴラスの定理で計算すると、300m上空くらいの結構低めの雲でも60km遠方か
ら見えるらしい。
って事は当時横浜で見えていた雲は大磯でも見えていたに違いない。夜だったし
、月にかかっていなかったので同じ見え方ではないにしろ。
、と当時のこの会話をそれこそ17,8年ぶりに思い出し、疑問が何となく解けた気
持ちよさと、妙にノスタルジックな気分に浸ってしまった。
あいつ今どうしてるのかなぁ・・・