1歳と13〜21日 夏休み

日記に大分穴が空いてしまった・・・(苦笑)
先週水曜に久しぶりにジムに行った。
・・・吐くかと思った。ちょっと間開けるだけで体って鈍るもんだなぁと改めて思い知らされた。
、と同時に、ちょっと前までこのメニューをこなせていたんだ、と自分の事ながら驚き、かなり喜んでしまった。
引き続き定期的に通って行きたい。
何回かに1回は某アイドルの子にも会えるし(笑)
今週11,12日と夏休みが取れたので、それを利用して久しぶりに3人で鎌倉に帰省することにした。
先週金曜にかみさんとデビが昼間に移動し、僕は仕事帰りに久しぶりに横浜に寄って旧友と飲んで帰った。
フライトアテンダントになりかった(けどなれなかった)、ポンジョ出身のお嬢様なその旧友は、外資証券会社でディーラーのサポートとしてパリパリ毎日0時ごろ帰宅する、素敵な?独身女性。
共通の先輩が板長を務める西口の居酒屋に行って、久しぶりの再会に乾杯した後、お決まりの近況報告だったんだけど、彼女の話にポカンとなってしまった。
物凄く早口になっていたし、証券業界の専門用語で、しかも英語の単語がふんだんに散りばめられたその内容は、全くもって理解できなかった。
ポカンとなってしまった理由は、僕が理解できないという事に気付かずに話を続ける彼女のあまりの変わり様のせい。
最初は「ガス溜まってるんだなぁ」と、ある程度しゃべらせてやろうと聞いていたけど、たまらず途中で話を切り「おいおいおい」と。
それからは、軽く説教交えながら僕がどんな風に感じたかを滔々と伝えた。
彼女は深〜くため息を付き、「弟にも同じ事言われた」と。
そりゃそうだ。
仕事のスピードは早く、常に市場情勢に目を光らせ、同僚は皆ライバルで、英語漬けのストレス、毎日0時過ぎに帰宅・・・
今の彼女の状況を端的に並べるだけで、これで平常な神経でいられたらかえって気持ち悪いわ、と。
仕事面白いなら続けりゃいいし、辞めたいならやめればいいし、だけど旧友を会う時はそれを楽しむことを意識しなきゃ、と伝えた。
酒も入ったし、話の内容が結構沁みたみたいで、彼女がかなりウルウルし始めてしなだれかかって来たので、こりゃまずい、と高校時代からの親友がやってるバーに移動。
どんなに久しぶりに突然行っても、何の気兼ねもなく、あれ?先週も来たっけ?
みたいに迎えてくれる、最高のバーだと思う。安いし(笑)
酔っ払い始めたお嬢の彼女は、実は高校時代にそのバーやってる友達を好きだったので、カウンター越しに彼と話しながら気持ち良い思い出に浸っていた。
終電が近づいたので横浜駅に向かいながら歩いている頃には、こころなしかスッキリしたいつもの柔和なお嬢の彼女に戻っていた感じがして、「○っちゃん、その顔だよ」って言ったら、「ありがとう!」と長い髪をなびかせてヒールをカツカツ言わせながら颯爽と相鉄線の改札に消えていった。
いやはや素敵な女性になったなぁ。
、と眺めていたら、というのは冗談だけど、僕は終電逃してしまったので、根岸線で大船行って、かみさんに迎えに来て貰ってしまった。
今日飲んだ旧友は、もちろんかみさんとも旧友で、旧友の忙しさに心配していた。
翌土曜日は、お義母さんも一緒に4人でホスピスへ。
初めてホスピスに行った。
施設自体は本当に綺麗で、清潔そのもの。
スタッフの方も、病院関係者に加え、ボランティアの方もたくさんいて、みなさんが患者とその家族をサポートしてくれる、という体制がばっちり整えてある。
ここまでとは、正直驚いた。
完全個室の清潔な病室で、寝たきりのお義父さんが床ずれを起こさないように2時間ごとに体位を変えてくれたり、天気のいい日はベットごとベランダに出して外気に触れさせてくれたり。
とにかく「何でも気が付いた事は言ってください」という姿勢がありがたい。
お義父さんの意識は、時折はっきりしたり、遠のいたり。
前に入院していた病院にはデビを連れて行けなかったので、実に3ヶ月ぶりにデビを会わせる事ができた。
そこである種の奇跡が起きた。
お義父さんは、前の病院での放射線治療開始とほぼ同時に完全に寝たきり状態になってしまい、おむつ&カテーテルを着けた状態。
しかもホスピスに転院する間際には飲食物を飲み込むこともできなくなったので、24時間の点滴により水分と栄養を摂取している状態。体の動きも鈍くなってしまい、お見舞いに行って、僕を認識できても肘から下を上に上げて握手できるくらいだった。
それが、デビを連れて行って、デビがキャーと奇声を上げて、お義父さんがそれに刺激されたように意識がはっきして、デビの事を認識した途端!
まったく動かなかった上半身をガバっと半分起こし、両手でベットの柵を掴みながら起き上がろうとし、デビに向かって手を目一杯差し伸べ、表情の消えた顔に笑顔が現れた。
・・・これが本当の癒しなんだなぁ。
お義父さんの体が弱ってしまっている事と、デビが何となく異変を感じてベットに置かれる事を嫌がって暴れたので、お義父さんに抱っこしてもらう事はできなかったんだけど、お義父さんの顔が晴やかになったのを見ることができたのは、お義母さんにとってもかなり嬉しかったみたい。
もちろん状況が好転するわけではないんだけど、明るい事件であったのは間違いなかった。
病院の帰りにかみさんは美容院へ、僕は市場に行ってあれこれ買い込んで、料理の腕を振るった。
プッタネスカにやりイカの詰め物を加えたもの、地のわかしのカルパッチョ
女性二人に大絶賛され、いい気分。
夜はたっぷりとデビを遊んだ。
日曜はお昼過ぎに病院に行った後、4人で1泊の箱根旅行に出発!
お義母さんが毎日のお見舞いに明け暮れていたし、それをフォローするかみさんも鎌倉と千葉の往復で、かなり心身とも疲れていたけど、ホスピスに入れてひと段落できたので、近場だけど温泉でも、と思い立って計画した。
箱根に向かう西湘バイパスは、天気も良くて、相模湾の向こうに大島も見えるし、双子山の向こうに富士山も見えるしで、最高のドライブだった。
途中、箱根湯本で軽く蕎麦を食べた。高くてまずかった(笑)
宿は強羅。
周りは企業の保養所だらけだったので、日曜に泊まる人も少なく、とても静かで山深く、落ち着いた宿だった。
デビは初温泉。
お湯の温度が結構高めだったので、湯船にはあんまり浸かれなかったとの事なので残念だけど、湯上りにテラスに出たら涼しい風が吹いてきて、秋の虫の声と、夏の最後のセミの声が静かに聞こえてきて、デビもとても気持ち良さそうにしていた。
お義母さんもかなりリラックスしてて、もうべったりとデビと遊んでくれた。
デビも大喜び。
晩御飯はしゃぶしゃぶ!あまり期待してなかったんだけど、思っていた以上に香りのある美味しい肉で、3人とも大満足だった。
デビ用にかみさんがレトルトタイプの離乳食を買っておいたので、宿の人に頼んで温めてもらい、食べさせようとしたんだけど、一口口に入れて「ブベェ〜」と吐き出してしまった。
念の為、他の種類のものも温めていたので食べさせたけど受け付けず。
仕方がないので、大人用の食事の中から、お吸い物の出汁や、煮物のガンモ、しゃぶしゃぶの野菜なんかをあげると喜んで食べる。
そんなにまずいのかと離乳食を食べてみたら・・・まずい!!
こりゃまずい。子供だと思ってバカにするなと言いたい(笑)
しかし、この先を考えると、美味しいものが分かるようになって嬉しいものの、何でも文句無く食べる子にするには多少厳しい躾が必要かも、と感じた。
部屋が居間と洋室、和室とスウィートタイプだったので、ベットでお義母さんに寝てもらい、和室で我が家3人で寝ることにした。
で、デビも寝付いて、温泉に入ってお腹も一杯でよい気分で寝る直前、ちょっとしたサプライズプレゼントを計画していた。
22時に、マッサージを同時に2名予約しておいた。
マッサージの人が入ってきた時には驚いていた二人も、いそいそと布団に横になり、マッサージが始まると無言になってしまった(笑)延長までしてもらい、二人ともフニャフニャになったところでお休みなさい。
翌朝気持ちよく目覚め、朝から目一杯ご飯を食べ、出発。
二人ともすっきりした顔していたので、僕としても満足。
芦ノ湖箱根神社にお参りして、箱根ホテルで昼食を取った。
宮ノ下の富士屋ホテル系列の箱根ホテルには初めて入ったけど、とても綺麗だし、昼食はビュッフェスタイルだっだんだけど、2500円と良心的だし、内容もかなり充実して美味しかった。
デビにも色々配慮してもらえたし、落ち着いて食事ができたのが何より。
14時前に箱根を出発し、病院へ。
18時頃に家に着いたんだけど、かみさんとお義母さんは結構疲れたみたいだったし、デビはぐっすり寝ていた。
一念発起して、晩御飯は僕が作ることにした。
旅行中、カロリー高い物食べていたので控えめに、と思い野菜中心のメニューを、と考えていたら、何故か夏野菜のカレーに(笑)
でも、まったく肉類を使わなかったし、野菜たっぷりだったし、即席でガラムマサラも作ったし、友達のイエメンのお土産のカレースパイスもふんだんに使った、さっぱりしつつ本格的なカレーにできた。
たっぷり食べてお休みなさい。
火曜日は、午前一杯ゆっくり休んで、午後から病院へ。
帰りに車から西松屋が見えたので行って見ようと寄ってみてびっくり。こんなに安いとわ!!!
夏物の処分セールと相まって、びっくりする位買い込んでしまい、びっくりする位安かった。
お出かけ用にはちょっとだけど、部屋着としては十二分に満足できるデザインと品質だった。
家の近所にも有ればよいのに。
デビはこの鎌倉帰省中に色々な事を覚えた。
まず「いい子いい子」。最初はぬいぐるみにやってたんだけど、昨日から僕にもやってくれるようになった。
今朝なんか、いきなり頭にぺたぺたやってきて、それで起こされて目を開けるとデビがニコ〜と笑いながら僕にいい子いい子してくれていた。
父性本能をMAXまでくすぐられてしまい、早朝から「おはようちゃ〜ん」と大声上げて抱きしめてしまった(笑)
次にかくれんぼ。
僕が床にあぐらかいて座っていると、まず僕の腕から肩に捕まりながら立つ。
で、僕の背中側に伝え歩きしていって、僕が「あれ?どこいった?」と振り向くと「キャッキャ」笑いながら振り向いた方と逆に逃げ、逃げた方に振り向くともっと大きな声で笑いながら逆に逃げる。
これもかなり可愛すぎ。
次にいないいないばぁ。
車でベビーシートに座らせて、隣に座りながら「いないいない」といいながらデビと逆の方を見て「バー」といいながらデビに顔を向けて笑わせて遊んでいたら、僕が「いないいない」と言ったら、デビも向こうを向くようになり、「バー」と言うとき「あー」と言いながらこっちを見るようになった。愛い奴め。
そんな成長を遂げ益々可愛くなって目が離せなくなったデビとかみさんを鎌倉に残し、今週一杯は独身状態。
ジム行きまくろうっと。