ベルリン

yasbay2007-03-17

ハノーバーで開催されているCebit2007の視察を順調にこなし、
報告に十分な情報を得る事ができたため、1日をフリーにして
ベルリンに行くことにした。
ハンブルグからベルリンはICE(ドイツ版新幹線)で1時間半。
義理のいとこに連絡し、彼女のドイツ人の夫が一日付き合って
くれる事になった。
彼はベルリンまで車で迎えに来てくれて、いざベルリン市内へ。
戦勝記念モニュメントとか、トルコ人街、かつて東西ベルリン間
の検問所だった「チェックポイントチャーリー」、壁の残骸とか
見てソニーセンター内のビアホールで昼ご飯を食べた。
ピアノの先生をしている義理のいとこもレッスンの合間に合流し
てくれて、久々の再会を楽しみながら、ドイツ料理をいただいた。
僕は「アイスバイン」という豚の足を長時間煮込んだ伝統料理に
挑戦してみた。
まるでギャートルズに出てくるお肉みたいなボリュームで、皮も
ゼラチン質の脂も付いている代物で、結構凄みがあったんだけど
これがまた美味い!!
1リットルジョッキを飲み干しながら豚にかぶりつきながら、かみ
さんにテレビ電話してみた。
FOMAのS903iはそのまま海外に持って出れて、しかもiモードもテレ
ビ電話もできる優れものだった。
ドイツには携帯でのテレビ電話はまだないそうで、かみさんと久々
に顔を合わせた義理の従姉妹も喜んでいた。
驚いたのは、ビアホールに来ていた他のドイツ人で、テレビ電話を
見たことがなかったので非常に驚いたらしく、いつも間にか僕らの
後ろに人垣ができていた(笑)
食事の後は腹ごなしにブランデンブルグ門まで散歩することに。
途中、ドイツ人によるユダヤ人虐殺の事実を戒めるモニュメントを
見ながら、世界的にも顕著にヒストリカルな門を目指した。
案内してくれた彼は、かの映像的に有名なブランデンブルグ門での
大騒ぎの翌日に現場に来たそうで、持参したハンマーで壁を崩そう
としたら、ハンマーが壊れた、といった当時のエピソードを語って
くれた。
門をくぐって旧東側へ。
途端に風景が変わった。
重厚なロシア大使館と、ウンター・デン・リンデンという東西ベル
リンを突っ切る直線道路を挟んでルーマニアブルガリアといった
旧東側陣営国の大使館が並ぶ。
建物はちゅうと半端に近代的ではっきり言ってダサい。
そのまま歩いていくと、非常に歴史的な建物がいくつも見えてきた。
ブランデンブルグ門をデザインした建築家が手がけたという建築物
が殆どらしい。
フンボルト大学、フランス大聖堂、今は博物館となっている建物に
残る弾痕等々、現地に住む人ならではのエピソードを交えた説明は
かなり具体的で印象に残った。
その後、KaDeWeという超オサレなデパートでお土産なんかの買い物。
職場や家族へのお土産は殆ど買えた。
最後にベルリン駅のシーフードレストランでディナー。
非常に名残惜しくもう2,3日いたかったなぁと思いつつ、従姉妹夫婦
に列車が出発するまで見送ってもらった。
ヨーロッパの駅での別れって物凄くロマンチックでセンチメンタルな
感じで、胸にぐっときてしまった。
帰りのICE社内では爆睡。気がついたらハンブルグだった。