ソウル二日目

翌日は、午前に1本、金融系の企業に訪問し、お昼
はカルビの名店へ。
ついに対面できた、鋏で切ってくれる骨付きカルビ
LOSにも支店があるという、そのソウルで一番有名
という焼肉屋は、昨日までと打って変わってかな
り上品なお店だった。
確かに美味い。柔らかいし、お姉さんが焼いてく
れるから焼き加減もバッチリ。
でも、何となく甘い。
もうちょっと醤油味が濃くても、とか思いながら
も腹いっぱい食べた。
美味いけど、日本の焼肉の方が僕は好きかなぁと
感じてしまった。
最後の食べた冷麺は絶品だった。
冷麺は、水冷麺とジャン冷麺から選択でき、水冷
麺は日本で一般的に出てくるものに近く、ジャン
の方は、スープ状ではなく、タレ状だとの事。
ジャンの方を選択した。
日本のソウメンのように細い麺が、辛味の強い
タレと良く絡み、絶品。
午後は、金融系の企業をまず訪問。
ITの導入が日本と違う発想で行われていて、とて
も良いアイデアをもらったと思う。
もう一本は、再度盆唐(ブンダン)に向かい、韓
国内最大級の情報通信企業グループの1社へ。
事前情報では、先方の参加者は3名程度、と聞いて
いて、それに合わせて資料を持っていったんだけ
ど、会議室に入るとズラっと10名も。
資料足りなくなって焦った(笑)
内容はイマイチ消化不良かも。
あれこれプレゼンしてくれるんだけど、どれも
ボヤけてしまい、イマイチ印象が残らなかった。
欲張っちゃいかんなぁと、ある意味勉強になった
プレゼンだったと思う。
その後、晩御飯に向かう。
とにかくソウルは車が多く、どの道、どの橋にも
車が溢れていて、渋滞もかなり激しい。
渋滞した高速道路をノロノロ走っていると、突然
何か手に持った男性が高速道路上を歩いているの
が目に入った。
「!!!彼は何やってるんですか?」と趙さんに
聞くと、渋滞の時にやってきて、するめやらを渋
滞中の人に売るんだそう。これには驚いた。
晩御飯は、これまた地元の人御用達の焼肉店へ。
かつて屠殺場があり、それこそ捌きたての温か
い肉が買えた、というその場所は、今も肉市場に
なっていて、焼肉店が30店ほど並んでいる焼肉
ストリートになっていた。
上野や川崎のそれとは、規模も雰囲気も賑わいも
比較にならない。
ここでも、趙さんが普段行くという店に案内して
くれ、小さな丸いテーブルを囲んで男6人が肉を
ひたすら食べまくった。
この焼肉は、新鮮な肉をそのまま焼き、サンチュ
やら何やらと一緒に食べる、というもの。
お昼とは違い、一口食べて「美味い!」と叫んで
しまった。
ここでもチャミスルが凄い勢いで空いていって、
翌日は二日酔い・・・
19時から23時まで食べまくりの飲みまくりだった。