3歳と172〜180日目 トイレトレーニング

一昨日普段通り出勤し、進行しているシステム連携トラブル対応
に追われていたんだけど、16時からの関係各社の電話会議で、翌
11日(祝日)の朝8時から、連携試験を実施することが急遽決った。
で、試験を実施する場所が仙台。
うちとしても立会い、進捗を見ることとなり、急遽仙台に行く事
になった。
19時過ぎに会社を出て一旦家に帰り、着替えを用意し、軽く食事
をしてから、新幹線で仙台へ。
ホテルに23時過ぎに入り、試験工程をチェックして、2時過ぎに
就寝。
7時に起きて客先に8時半。
9時から試験スタート。
10時半にトラブル発生。
続いて13時過ぎにも発生。
結局、またしても対向側システムの障害再現を確認しただけで、
連携試験は終了した。
対向側は著名な外資メーカー製品で、今回のトラブルに関して
24時間フル対応するために、アメリカとインドの開発拠点の時
差を利用して、本社CEOの陣頭指揮の元に原因分析と対策を進め
ているとのこと。
「すごいなぁ」と思うものの、現場にいる日本のエンジニア達
は、連日ほぼ徹夜に近い状態なので、仙台で数日振りに会った
彼らの焦燥感と、疲労感は相当のものだった。
客は、そんな彼らにも容赦なく疑問や非難を浴びせる。
システムのカットオーバー時によくある風景で、僕が口を挟む
ことではないと思うものの、感情的になって力仕事しても何も
好転しないというのは、骨身に染みているので、昨日も双方の
間に立って冷静に、快活に行動することを心がけた。
どうにかこうにか、今週中には本国の対応も終わる予定との事
なので、引き続きクッションになり、潤滑油になり、といった
役回りを続けようと思う。
それにしても、うちのシステムのお利口な事!(笑)
仙台でも腹の中では鼻高々だった。
で、仙台から帰宅したのが19時過ぎ。
みんなで晩御飯を食べ終わったときに、かみさんがデビに「ほ
ら、パパが帰ってきたら見せたいことがあったでしょ?」と促
すと、「トイレ行く!」と言うので、いつものように一緒にト
イレに向かい、ズボンやパンツを脱がせて便座に座らせてやろ
うとすると、「自分でできるよ!」と言う。
え!?と思い見ていると、便座に上るための踏み台を持ってき
て、子供用の便座を降ろし、自分でズボンとパンツを脱ぎ、便
座に上り、オシッコして、トイレットペーパーで拭き、便座か
ら降り、水を流して、ズボンとパンツをはき、踏み台を元に戻
し、洗面台の前の別の踏み台に乗り「パパお水出して」と手を
洗おうとする。
マジでマジでマジでびっくりして感動した。
いつの間に・・・
得意そうに満面の笑みで僕の反応を確かめるデビに、僕も心か
ら嬉しい気持ちで褒め、抱きしめた。
ささいな事だけど、デビの成長を見られる喜びがもたらす、充
足感、幸福感に勝るものは他にはない。
出張の疲れとか、そんなものは一気に遥か彼方に消え、ゆっく
りとぐっすりと寝ることが出来た。
デビ、君の持つ力は本当に凄いんだよ。