3歳と201〜204日目 アセトン血性嘔吐症

デビが一昨日からまた例の症状に陥った。
パターンとしては、症状が出る数日〜数時間前に「お腹が痛い」と
訴え始め、何と無く元気がなくなる。
合間合間には元気を取り戻すけど、その後嘔吐が始まり、1時間の
内に数回嘔吐を繰り返す。
水分を補給するために、お茶をひと匙ずつあげるけど、それも吐く
ようになり、衰弱する。
2から3日後くらいに回復し始め、4日目にはほぼ何事も無かった様
に回復する。
ただ、2,3日飲まず食わずなので、あばら骨が浮いて見えるほど
痩せてしまう。
この2,3日は、かみさんも睡眠もままならず、抱っこしたり、水
分を与えたり。
親子共々疲れ切ってしまう。
これらの症状を、WEBで検索すると、「ケトン性低血糖症」とか
「アセトン血性嘔吐性」ってのがひっかかり、いわゆる「自家中
毒」と呼ばれるものらしい。
1歳の頃から発症していたので、一般的な発症例とは違う感じもし
ていたんだけど、症状的にはドンピシャ。
検査を受けようとも考えていたけど、発症していなければ何も表
れないし、発症して衰弱した状態で、病院の検査を受けさせるに
は忍びないので、とにかく僕とかみさんで何とか対応してきた。
が、もうすぐ幼稚園が始まるし、幼稚園に通園中に発症した場合、
3,4日のお休みを余儀なくされるのに加え、幼稚園にも迷惑がか
かったりと、何かと不都合があるので、今回の発症を機に検査を
受けさせることにした。
幸い、車を飛ばせば行ける範囲に、小児科のしかもデビの症状に
関する権威の医師がいることが分かり、かみさんが昨日紹介状も
予約も取らずに必死の思いで行ってきた。
大学付属病院であるその病院は、案の定紹介状の有無だの、予約
も無いのに来たのか?状態の対応だったけど、幸い総合受付にい
た年配の職員の女性が、デビの様子を見て、優先的に受付をして
くれ、なおかつ、その権威の先生の診察を優先的に受けられる手
筈を整えてくれた。
小児科の著作も多く、全国から患者が受診に来るというその先生
は、かみさんからのヒアリングと、デビの状態を見て、即座に出
した所見は「アセトン血性嘔吐性」との事。
念のために、血液検査と尿検査、ブドウ糖や栄養剤の点滴を行っ
た。
検査結果の詳細は来週月曜に出るとのことで、他の病気の有無も
分かると思うので、一段落つく感じ。
ここで疑問が沸々と湧いて来たんだけど、今までも近所の比較的
大きな病院の小児科に、同じ症状が出た際に受診し、アセトン血
性嘔吐性や、ケトン性低血糖症が疑われるのでは、との意見を述
べてきたし、もしこれらの症状が該当する場合の処置として、ブ
ドウ糖の点滴が有効である可能性にも触れてきたが、結局そうし
た処理は取られず、「少し様子を見ましょう。吐き止めの薬出し
ておきますね」で終わっていた。
検査のけの字も出なかったし、上記の疑われる症状の名前も出て
来なかった。
WEBで見る限り、これらの症状は特異なものではなく、それなりの
確率で発症が見られるものみたいなので、初見でもないだろうに。
かく言う僕やかみさんも、いわゆる「遠足熱」的な自家中毒は良
く起こしていたので(だからデビに遺伝したんじゃないかとも思
う)、それほど良く見られる症状なんじゃないかと。
なのに、そこに何も言及が無かったのはなぜかと。
と、不審がっていても何も解決しないので、とにかく今はデビの
回復と、検査結果で他に何も出ないことを祈るばかり。
と、言いながら、今晩はWBC東京ラウンドの日本対中国戦を見に
行く予定の僕。