3歳と205日目 WBC中国戦

yasbay2009-03-06

昨日、学生時代の友人と3人でWBC東京ラウンドの弟一回戦の中国戦を
見に行ってきた。
試合開始が18時半。会社からドームまでは30分くらいだったので、昨
日はとにもかくにも仕事を猛スピードで片付け、17時位には手にの付
かずソワソワと過ごした(笑)
定時の17時半になると、「お先!」と会社を飛び出し一路ドームへ。
他の友人はまだ来ておらず、少し時間があったので、関連グッズの店
を見てみる。
WBC関連グッズの価格の何と高いことか!
公式球が4,500円!(一般的な硬式の玉は1000円ちょっとらしい)
ペラペラなTシャツが3,500円!(ま、これは子供用のとか買っても良
かったかも)
便乗して、シアトルマリナーズものとかボストンレッドソックスもの
も並んでいた。
結局何も買わず、友人が来たので無事入場。
水道橋駅近くでビールを買ってきていたので、入場後すぐに紙コップ
に移し、既に多くの人で賑わう席に向かった。
友人が12,000円!の席を取ってくれたおかげで、結構良い席に座れ、
目の前にはバッターボックスが!
オープニングセレモニーが始まっていて、中国選手が3塁線に並んで
いる。
そこに、日本選手の紹介が始まった。
まさにキラ星の様なスター選手が次々に呼ばれ、場内のボルテージが
凄い勢いで上がっていき、最後に「イチロー」。
いや〜、彼らが本当に羨ましくもあり、嫉妬も感じ(笑)。
やっぱり普通のプロ野球とは全く違う、国際試合独特の雰囲気に完全
にノックアウトされてしまい、君が代斉唱の際には、不覚にも目頭が
熱くなってしまうほど。
慌てて眼を逸らし、隣の友人を見ると、友人の目も潤んでいた(笑)
あの感じたことのない一体感というか、所属感というか、忠誠感とい
うか、一言で言えばナショナリズムの高揚というか、とにかく今まで
感じた事のない感動に震えてしまった。
サッカーのワールドカップとか、オリンピックの表彰台で見せる日本
選手の何とも言えない表情について、自分なりに理解できた感じ。
いよいよ試合開始。
ダルビッシュでかい!!城島の肩強い!小笠原渋い!そして、イチロ
ーからオーラが!
試合内容は、打線が今一つピリっとしなかったけど、それがかえって
締まった試合を作った感じで、大量得点による圧勝で感じるダラダラ
感がなかったのが良かったと思う。
ただ一つ、非常に残念で、今後是非見直してもらいたいと思ったのが、
外野のライト側に陣取っていた、多分普段からプロ野球の応援団とし
て応援している人たちの、いわゆる「鳴り物」付きの応援。
中国側の攻撃の際には、球場内が静かになり、一球一球を固唾を飲ん
で見る事ができ、キャッチャーのミットにボールが「パシ!」と収ま
る音や、各チームのベンチからの声も聞こえるくらいで、本当に緊張
感があって「野球を見てる」って感じがとても良かった。
「今の玉結構曲がってたなぁ」とか「ファーストの動きってああする
んだな」とか。
だけど、日本側の攻撃が始まった途端に、その秩序というか緊張感が、
彼らの鳴り物入りの応援で乱され、目の前の一挙手一投足に集中でき
ず、何と無く「あ、打った」「あ、走った」って感じになってしまい、
イライラ感が募ってしまった。
あれさえ無ければなぁ、と思うと同時に、アメリカで見たら本当に面
白いだろうなぁ、と思った。
普段のプロ野球は、かえってあの応援とビールが無いと味気ないんだ
けど、ああいう滅多に見られない選手が集う、滅多に見られない国際
試合は、もったいないから集中して見ようよと思うのは、年を取った
からかな?
試合後、水道橋に向かう途中でテレビカメラに「ちょっとお話いいで
すか」と向けられたけど、うるさいこと言ってしまいそうだったので
面倒臭くて断ってしまった。
その後、水道橋近くの居酒屋で、久々の再会を楽しんだ。
僕以外の二人は独身。
独身時代は、3人で会うとどちらかと言うと僕が無茶をしたり、女の子
との飲みを設定したり、お店を開拓したり、踊りに行ったりってのを
率先してしていたのに、昨日はすっかり逆で、彼らの色気のある話に
半分付いて行けず、挙句の果てには畑の話をしたら「日和やがって、
落ち着いちゃってつまらん」と言われてしまった。
ま、確かになぁ、とも思う。
確かに、女の子と飲む機会も無くなったし、遊びに行く時間も金も無
くなったから、そういう意味では刺激のある生活をしていないし、畑
に気が向く時点で色気から心身共に遠ざかってるし(笑)
色気と農耕の両立かぁ、難しそうだけど取り組んでもいいかも(笑)