5歳56日目と251日目 豊洲での週末

先週末は、かみさんが鎌倉での用事があり、どうしても実家に
宿泊する必要があったのと、前々からデビとハゼ釣りの約束し
ていたのが重なったので、デビに「鎌倉行く？釣りに行く？」
と意向を確認したところ、「釣りに行きたい」と言うので、初
めて家族が2チームに分かれて過ごすことになった。
鎌倉で釣りでも良かったんだけど、僕としては都内でも、つま
りうちの近くでも魚釣りできるんだよ、と教えたかったので、
都内での釣りに連れて行くことにした。
金曜の夜に釣り道具引っぱり出してきて、以前千葉に住んでい
る時に手長エビ釣り用に買った1.8Mの軽い振り出しの竿をデビ
用にして、後はあれこれをリュックに詰め込んだ。
で、どこに行こうかなぁと考えていたところ、かみさんから
「豊洲の実家に遊びに行けば？」と提案があったので、そっか、
月島近辺もハゼ釣りの名所があったなぁと思い、実家に電話。
両親とも是非、って言ってくれたので、電車に乗って豊洲に
向かった。
餌（イソメ）を買い込み、実家近くの運河に行ってみた。
綺麗に整備された遊歩道には「釣り禁止」となかったので、
周りに誰も釣りしている人いなかったけど、ここでやってみよ
うと。
デビの竿に仕掛けを作ってやり、針とか糸とか、餌なんかの
役割を説明し、「あのオレンジ色の浮きが水の中に潜ったら
パパに教えて」と伝えて竿を出させた。
僕も竿を出して、10分、20分、30分・・・全く当たりが無い。
親父が犬を連れて様子を見に来た。
でも当たりが無い。
場所が悪かったなぁと思いつつも、諦めずにあれこれやって
いる内に、デビは飽きてしまったようなので、親父と犬と一緒
に散歩に行って来るように言い、僕は一人で没頭した。
秋の夕方が近づいた時間帯の運河はとても静かで、空気も涼や
かで、ときおり後ろを通り過ぎる人が「何か釣れましたか？」
と聞いてくる以外は、ひたすら浮きを眺め、時折投げっぱなし
にしておいた仕掛けを確認して。
デビ達が散歩にでかけて20分位経ったとき、ようやく浮きが
スッと水中に引き込まれた。
当たりを取ってみると、ハゼには似つかわしくない中々元気な
引き。
上げて見ると、20cm位のスズキの子供のセイゴが釣れた。
食べるには小さかったけど、デビに見せてやりたかったので
バケツに水張ってとりあえず確保。
その後、同じくらいのセイゴがまた釣れたところで、デビ達が
散歩から帰ってきたので、見せてやったものの、デビの反応は
イマイチ（笑）
二匹とも逃がしてやって、実家にみんなで帰った。
晩御飯は魚三昧でけっこうな御馳走をいただいてしまった。
デビは、かみさんが出産の時以来、かみさんと別に寝るので
どうかなぁと思ったけど、意外と気に留めない様子で、という
より、パパと二人でってのがかえって楽しそうで、嬉々として
いたのがちょっとびっくり。
翌朝、朝ご飯を食べた後に、親父がちょっと頭痛がするという
ので、騒がしくならないようにデビと散歩にでかけた。
ららぽーとまで歩き、海沿いの公園を散歩し、10時の開店とと
もにららぽーとに入った。
特に目的がなかったんだけど、そういえばキッザニアに連れて
いってないなぁと思ったので、予約してないけどもしかしたら、
という思いで行ってみた。
どういったシステムになっているのかとか、全く予備知識無し
で行ってみたところ、さほど長くない列が見えたので、そこに
向かい、列近くにいた係の女性に質問した。
「予約とか全くしていないのですが、当日でも入れますか？」
すると女性が「1部と2部どちらですか？」と返してくる。
？？？
「1部、2部って何ですか？」と聞くと、かなり面倒臭そうな
表情に変り非常な早口で「当店は2部制になっていまして云々」
と説明があったんだけどイマイチ要点を得ない。
彼女もかなり忙しそうだったので「パンフレットとか、あり
ませんか？それとも窓口に行けば分かりますか？」と聞いた
ところ「パンフレットはありません。みなさん基本的にWEBで
事前に調べて来られて云々。隣の書店に攻略本があるのでそこ
で調べてみては」と剣もホロロな対応。
子供を連れていたのでグッと我慢したものの、なんだこの対応
は！と非常に憤りを感じてしまった。
キッザニアがとても人気があるのは知ってるし、WEBであれこれ
調べられるであろうことも分かるけど、興味を持って店の前ま
で来店した客に対してこの対応は何なんだろうか。
キッザニア様なんだろうなぁ。
デビが「どうしたの？」と聞いてきたので「今日は遊ばせてく
れないんだって」と返すと「へぇ〜、じゃアイス食べたいなぁ」
と来たので、フッとガスを抜かれてしまった（笑）
その後、風船もらったり、GAPで割引されてた服買って帰宅。
帰宅途中に感じたんだけど、豊洲は両親が引っ越してきた当初
からすっかり変って、どうも居心地の良くない街になったなぁ。
若い家族が多くて元気で明るい感じなんだけど、反面新しく人
気のあるエリア特有の、みんな頑張っちゃってるというか気位
が高いと言うか、常に人目を気にしてる感じが疲れるというか。
地元の人というのもいないし、世代間の交流がイマイチだし。
みなとみらいと同じ空虚な感じ。生活感が無いというか。
住んでいる人ってそれが好きって人なんだろうか。
両親が引っ越した当初、僕達夫婦が結婚したての当初は、銀座
まで歩いて行けるとか、東京駅からバスで帰れるとか利便性と
かに憧れて、住みたいなぁと思っていたけど、今はちっともそ
う思わなくなってしまった。
きっと、ポルシェのカイエンとかをファミリーカーで買える
ような収入があれば、住み心地いいのだろうと思う。
うちのような極々一般的なサラリーマン家庭には落ち着けると
ころじゃなさそうだわ・・・
そんな感じとかキッザニアの対応とか重なって何となく重い
日曜の昼になってしまったけど、両親が築地に鰻食べに行こう
と誘ってくれたのでチャラ（笑）
宮川で一番高いうな重御馳走になって、良い気分で有楽町まで
歩いて、電車に乗って帰宅。
やがて鎌倉からかみさんが次女と帰ってきたら、「ママ〜！」
と殆ど叫び声上げてデビが玄関に突進していった。
やっぱ、ママが一番なのね（笑）
晩御飯はかみさん特製のポトフ。
やっぱりみんなで食べるご飯が一番やね。